万国の労働者、団結せよ!

マルクスと第一インターナショナルの闘い
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東京: 大月書店
2023
464 pages

マルクスらが主導した第一インターナショナルの決議文や演説を編纂。資本主義を問うた労働者や活動家の肉声が現代によみがえる。

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Table of contents

日本語版への序文(マルチェロ・ムスト)xiii
はしがき(マルチェロ・ムスト)xix

序論 1
1. 始まりの段階 1
2. うってつけの人材 4
3. 協会員と組織の構造 10
4. インターナショナルの形成 16
5. 勢力の拡大 23
6. 相互主義者の敗北 29
7. ヨーロッパ全土への拡大と普仏戦争への反対 36
8. インターナショナルとパリ・コミューン 46
9. 一八七一年のロンドン協議会 54
10. インターナショナルの危機 62
11. マルクス対バクーニン 76
12. マルクス以降――「中央集権主義者」と「自治主義者」のインターナショナル 86
13. 新しいインターナショナル 95
付録 国際労働者協会――年表と協会員数 99

第1部 創立宣言 105
1. 国際労働者協会創立宣言(カール・マルクス)106

第2部 政治綱領 117
2. ジュネーヴ大会(一八六六年)の決議(カール・マルクス)118
3. ブリュッセル大会(一八六七年)の決議(執筆者多数)127

第3部 労働 135
4. 労働者階級の状態についての調査(カール・マルクス)136
5. 機械とその影響について(フランソワ・デュプレクス、フェルディナン・キネ、ジャン・マーリー、アドリアン・シェッテル、ジャン・アンリ・ド・ボーモン)139
6. 女性の解放と独立について(P・エスレンス、ウジェーヌ・アン、ポール・ロビン)142
7. 資本家の手中にある機械の影響(カール・マルクス)145
8. 機械が労働者の状況に及ぼす影響(ウジェーヌ・スティーンズ)148
9. 機械が労働者の状況におよぼす影響(ピエール・フリューズ)154
10. 労働時間の短縮のために(ウジェーヌ・タルタレ)158
11. 女性労働者の平等および異なる政治的意見の包摂について(V・ティネア)161

第4部 労働組合とストライキ163
12. 労働組合による闘争の必要性と限界(カール・マルクス)164
13. スト破りに抗して(カール・マルクス)169
14. 労働争議への介入(執筆者多数)171
15. ストライキ、組合、および組合とインターナショナルの連携について(セザール・ド・パープ)174
16. ベルギーの虐殺(カール・マルクス)180
17. 抵抗基金に関する決議(ジャン・ルイ・パンディ)184
18. 将来の組織としての抵抗結社(ウジェーヌ・アン)188
19. 抵抗結社について(ロバート・アップルガース)190
20. 抵抗基金について(アデマール・シュウィッツゲベル)193
21. ストライキ中の労働者との団結の強化(アルフレッド・ハーマン)197
22. 労働組合の国際組織(ヨハン・フィリップ・ベッカー) 200

第5部 協同組合運動と信用 203
23. 信用制度と労働者階級の解放(セザール・ド・パープ)204
24. 協同組合運動について(ルートヴィヒ・ビュヒナー、セザール・ド・パープ、アンドレ・ミュラ、ルイ・ミュラー、R・L・ギャルブ)206
25. 第四身分と近代的生産(ヨハン・ゲオルグ・エカリウス、アンリ・ルイ・トラン)211
26. 労働者間の相互信用をめぐる問題(執筆者多数)213
27. 生産協同組合と労働者の解放(エメ・グリナン)215
28. 未来社会のモデルとしての協同組合(ウジェーヌ・アン)218

第6部 相続について 221
29. 相続について(カール・マルクス)222
30. 相続の廃止について(ミハイル・バクーニン)225
31. 相続権について(カール・マルクス)227

第7部 集団的所有と国家 231
32. 国家の定義と役割について(ジャン・ヴァスール)232
33. 土地の集産化について(セザール・ド・パープ)234
34. 土地所有について(カール・マルクス)242
35. 土地所有の問題について(ミハイル・バクーニン)243
36. 土地所有の再組織について(セザール・ド・パープ)245
37. 労働者の社会を統治する能力について(エミール・オーブリー)248
38. バクーニンの政策に対する批判(カール・マルクス、フリードリヒ・エンゲルス、ポール・ラファルグ)251
39. 未来社会はどのように公的サービスを組織するか(セザール・ド・パープ)258
40. 国家の廃絶について(ジェイムズ・ギヨーム)266
41. 人民国家について(セザール・ド・パープ)269
42. 集団的所有について(執筆者多数)276

第8部 教育 277
43. 無償教育について(パリの製本職人たち)278
44. 現代社会における教育について(カール・マルクス)283
45. 国家的教育について(セザール・ド・パープ)286

第9部 パリ・コミューン 289
46. パリ・コミューンについて(カール・マルクス)290

第10部 国際主義と反戦 311
47. 国際連帯(執筆者多数)312
48. 国際組織の必要性について(ウジェーヌ・デュポン、ヨハン・ゲオルク・エカリウス、ピーター・フォックス、ヘルマン・ユング、カール・マルクス)313
49. 戦争の真の原因について(セザール・ド・パープ)315
50. 反戦ストライキ(セザール・ド・パープ)317
51. 戦争に反対して(ルイ・アンリ・トラン)319
52. 戦争の真の原因(ハフナー) 321
53. イギリス、資本の首都(カール・マルクス)323
54. 普仏戦争についての第一の呼びかけ(カール・マルクス)325
55. 普仏戦争についての第二の呼びかけ(カール・マルクス)331
56. インターナショナルの新機軸(カール・マルクス)334
57. インターナショナルを有することの重要性について(カール・マルクス)337

第11部 アイルランド問題 339
58. フィニアン問題について(ウジェーヌ・デュポン)340
59. アイルランドとイギリス労働者階級(カール・マルクス)343
60. アイルランド人諸支部とイギリス連合評議会(フリードリヒ・エンゲルス)346

第12部 アメリカに関して 349
61. アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカンへ(カール・マルクス)350
62. 国際労働者協会からジョンソン大統領へのあいさつ(カール・マルクス)353
63. アメリカ全国労働同盟の呼びかけ(カール・マルクス)356
64. 労働者の心から民族主義を排除すること(ヨハン・ゲオルグ・エカリウス)358

第13部 政治組織 361
65. 国際労働者協会一般規約(フリードリヒ・エンゲルス、カール・マルクス)362
66. グレートブリテンとアイルランドの労働者たちへ(ヨハン・ゲオルグ・エカリウス、カール・カウプ、ジョージ・オッジャー、ジョージ・ウィーラー、ウィリアム・ウォーリー)367
67. 政治的自由の剥奪について(シャルル・ペロン、ピオリ、レイモン、ヴェジノー、サミュエル・トレブー)369
68. 秘密結社への反対(カール・マルクス)371
69. 政治的闘争の重要性について(フリードリヒ・エンゲルス)373
70. 労働者階級の政治(エドゥアール・ヴァイヤン)375
71. 労働者階級の政治活動について(カール・マルクス)377
72. 棄権主義の問題点(カール・マルクス)379
73. 労働者階級の政治活動について(フリードリヒ・エンゲルス)381
74. 労働者階級の政治活動等について(カール・マルクス、フリードリヒ・エンゲルス)383
75. 党派主義への反対(カール・マルクス、フリードリヒ・エンゲルス)388
76. アナーキズムの政治(ジェイムズ・ギヨーム)392
77. 労働者階級の中央組織をもつことの意義について(パリ支部)393
78. 政治権力の破壊(ミハイル・バクーニン、ジェイムズ・ギヨーム)396
79. ブルジョア社会との闘争(フリードリヒ・アドルフ・ゾルゲ)400
80. 聖火の継承(フリードリヒ・アドルフ・ゾルゲ、カール・シュパイヤー)402

付録 インターナショナル(ウジェーヌ・ポティエ作詞) 405
監訳者あとがき(結城剛志) 411

参照文献 XV
索引 VII
収録文書一覧 I

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